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セントラル・リーグ

■テニス (tennis)
フランス語の動詞tenirの命令法2人称複数形で、「受け取れ」 (hold) という意味の「トゥネ」(tenez; z は発音せず)に由来する。これはロイヤルテニスにおけるサーバー側のプレイヤーの掛け声であり、「サーブするぞ!」 (I am about to serve!) ということを意味する。ゴルフで「フォア!」 (Fore!) というのと似ている。
■ラケット (racquet, racket)
フランス語の「raquette」からきているが、この言葉はアラビア語の「手のひら(r??at)」に由来する。
■ガット (gut)
ラケットに張る弦。正式にはストリングス(strings)という。ガットは「腸」を意味する。素材はナチュラルガット(腸)の他、ナイロンやポリエステル等がある。太さは、主に1.10〜1.42mm(15〜18)。
テンション
ガット(ストリングス)をラケットに張る強さ。強さの単位には通常ポンド(pounds, lbs, LBS)が使われる。ガットやラケットは、それぞれ適正張力が推奨されている場合が多く、45〜60ポンドである場合が多い。張り上がりが強いほど硬くなり、ボールスピードが上がる。また弱いとコントロール性が良くなる。
■デュース (deuce)
「両プレイヤーは同点」 (to both is the game、the two players have equal scores) を意味するフランス語の表現、「a deux le jeu」に由来する。現在、フランス語では「egalite」が用いられる。
■ラブ (love)
卵を意味するフランス語、「l'?uf」に由来する。ゼロの記号「0」が卵形をしていることから使われた。
「0」「15」「30」「40」というスコアの数え方は、当初は0、15、30、45であったものの45の5が省略されるようになったものだという説が有力である。なお、フランス語では「0」、「15」、「30」、「40」、「アドバンテージ」は、「zero」、「quinze」、「trente」、「quarante」、「avantage」(アヴァンタージュ、アヴォンタージュ)であり、全仏オープン等で聞くことができる。
■キープ
サーバーが自分のサービスゲームを取得すること。
■ブレーク (break)
レシーブ側が相手のサービスゲームを取得すること。ルールを考慮すれば、基本的には相手のサービスゲームをブレークしなければ試合に勝つことはできないことになる(ただし、ファイナルセットにもタイブレークが適用されている試合に関しては、この限りではない)。
■グリップ(ラケットの握り方)
主にコンチネンタル、イースタン、ウエスタンの3つの握り方がある。コンチネンタルは、ボレーやスマッシュに、イースタンは、フラット、トップスピン、 スライスとどれも打てる。またウエスタンはフラットやトップスピンに適している。
■ストローク
ボールを打つこと。フォアハンドストロークとバックハンドストロークがある。
■フラットストローク
ボールに対してフェイスをフラットにして打つ。スピードのあるボールが打てる。
■トップスピンストローク
ボールに強い順回転をかけることにより、落差の大きい打球となり、高くバウンドする。
■スライスストローク
ボールに逆回転をかけることで、バウンドした後に低く滑るような打球となる。
■ロブ (lob)
相手の頭上を抜いたり、時間を作るなどの目的でボールを高く打ち上げること。フラット、アンダースピン、トップスピンの3つがある。
■ボレー (volley)
相手が打ったボールをバウンドする前に打ち返すこと。ボレーにはミドルボレー、ローボレー、ハイボレー、ハーフボレー、ドロップボレー、アングルボレー、ドライブボレーなどがある。
■サーブ
ボールを空中に離し(「トス」と呼ぶ)、そのボールをラケットで打つこと。「サービス」とも言い、サーブを打つ人を「サーバー」と呼ぶ。サーバー側コートのベースライン後方から対角にある相手コートのサービスエリア(サービスボックスとも言う)にサーブを入れる事で、ゲームのポイントが開始される。サーブがサービスエリアに入らなかった場合、前述のように(「ルール」の項を参照)、1ポイントにつき1度のみ失敗(フォルト)が許されており、もう1度サーブを打つことができる。2度目のサーブも失敗した場合、ダブルフォルトとなり、サーバーはそのポイントを失う。トスを上げる場所は特に規定されているわけではないが、多くの場合、頭上に上げる。相手がサーブしたボールに触れる事ができなかった場合、これを「サービスエース」と呼ぶ。また、かろうじて触れられたものの、エース級のサーブでポイントを取った場合は「サービスウィナー」と呼ぶ。サーブの種類はボールの回転で分類されることが多く、主に「フラットサーブ」、「スライスサーブ」、「スピンサーブ」などと呼ばれる球種が存在する。しかし実際のところ、これらの球種の分類は回転量や回転の方向についてのものであるため、明確な区別が難しく、複数の性質を併せ持つ中間型も多い(「スライスサーブ」と「スピンサーブ」の両方の性質を持つ「トップスライスサーブ」などが知られている)。また、回転ではなく打法における分類としては、ラケットの先端を水平よりも下側に向けた状態から打つサーブを特にアンダーサーブと呼ぶ。
■フラットサーブ
ボールの回転量が少なく、軌道の変化に乏しいので、他の回転をかけたサーブに比べるとサービスエリアに入れることは難しいとも言えるが、その分最もスピードを出すことのできるサーブである。
■スライスサーブ
ボールを切る(スライス)ようにして打つことで回転をかけることから名のついたサーブである(ただし実際に「切るようにして打つ」ことがこのサーブを上手く打つにあたって適切かどうかについては意見の分かれるところである)。右利きの場合、ボールはサーバーから見て左に曲がりながら飛ぶ。上から見たとき、反時計回りの回転が主となる。
■スピンサーブ
前方への回転が主で、落差の大きい軌道を描く。このため、前述のフラットサーブなどよりも比較的サービスエリアに入れることが容易である。バウンド後は回転の影響により他のサーブに比べて高く弾む。サービスエリアに入る確率が高いこと、また高く弾むために攻撃されにくいことからセカンドサービスとして用いられることが多い。回転方向によっては、やや左に跳ねさせたり、逆にやや右に跳ねさせたりといった調節も可能である。「ツイストサーブ」や「キックサーブ」と呼ばれるサーブがあるが、もともとスピンサーブがこのような別名を持っており、これらのサーブは同系統のサーブであると考えられる。一方、これらの呼称をそれぞれ独立したサーブとして差別化しようとする動きもあるが、現段階では明確に定義化されているとは言えない。そのため、やはり総称としての「スピンサーブ」という呼び方が一般的であるといえよう。
■フォルト (fault)
サーブで打ったボールがサービスエリアに入らなかったときのコール。1ポイント中に2度フォルトすると「ダブルフォルト」となり、サーバーはそのポイントを失う。
■フットフォルト (foot fault)
サーブを打つ時に、ラインを踏んだり、ラインを越えて踏むなど、足を着いていた位置が規定の範囲から外に出ていた場合にコールされ、フォルトとしてカウントされる。ボールがラケットから離れた後に足を着く位置については問われない。
■レット (let)
プレーをやり直すこと。サーブの時、打ったボールがネットに当たってサービスエリア内に入ったり、トスしたボールが着地するまでに打たなかったりした場合、サーバーにはそのサーブをやり直す権利がある。また、プレー中に他のコートからのボールや、その他プレーの妨げとなるものが入ってきたり、身に着けているものや持っているボールを落とした場合などにもコールされ、ファーストサービスからプレーをやり直す。
■ネット
サービスで打たれたボールがネットに接触した場合、審判が発するコール。このコールによってボールがネットに接触したことを確認し、その後、そのボールがサービスエリアに収まった場合はレット、収まらなかった場合はフォルトをあらためてコールする。
■リターン
サーブを返球すること。返球したボールがサーバーに触れずにポイントを得た場合「リターンエース」と呼ぶ。
■タッチ (touch)
ネットにラケットや体で触れた時、またボールがラケットや体にかすったことで失点となったと判断された場合や、ボールが天井などの構築物に触れたと判断された時などにコールされ、失点となる。
■トス (toss)
サーブの際にボールを上空に投げ上げる動作。
試合開始時に先にサーブを打つ選手を決定するための動作。コイントスによる方法も見られるが、どちらか一方の選手が持つラケットを用いる方法が簡便である。これはグリップを軸にしてラケットを回転させ、地面に倒れ静止した時点での状態で表裏を見るものである。このとき、ラケットを回す選手は、相手側の選手に対して次のような呼びかけを行う。


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